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2017-07

1920年製スタインウェイ Mod.Kのキャスター - 2017.07.21 Fri



Mod.Kの完全な状態のオリジナルのキャスターは1個しか残っていなかったので、今回は4個ともすべて交換です。
NYスタインウェイ用のキャスターは在庫を持っていますが現代の物とは形も材質も変わってしまっているので、なるべく元のキャスターに近い物で修理したいと思い、アメリカ、ドイツと主だった部品屋さんのカタログやWEBから探しましたが同じ物は有りません。
最後に日本の部品屋さんのカタログで形と寸法を調べていたら何んと古いヤマハのU3Hに使っていたキャスターが合いそうです。
丸い座金の直径が4mm小さいのと、ピアノ本体の中に入って見えなくなるシャフトの長さが10mm短いだけで、奇跡的ではありますが床から丸い座金までの寸法が全く同じ寸法です。
つまりピアノの高さはオリジナルのままで寸法を変える事無く交換出来ました。

casterba_2.jpg


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1920年製スタインウェイ Mod.Kの修理 - 2017.07.17 Mon



この妻土台の割れは阪神大震災の時に割れたそうですが、今回のオーバーホールでは予算の事もあり全塗装はしないで、中身のオーバーホールだけですが、さすがにこのままではいけないので目立たなくして欲しいとの事で、この割れた部分の木片も渡されていたのですが、ピアノを仰向けにしてみるとキャスターは右側の2個はオリジナルでは無い物がスペーサーで高さを合わせて違う物が取り付けられており、オリジナルの左側の後ろのキャスターも今回の移動中にキャスターの軸からポッキリと折れていましたのでこの割れを直さない事にはキャスターもしっかりと取り付けできません。

tuma_2.jpg

キャスター取り付け部分まで複雑に割れていたので、預かっていた木片は使わずにエポキシパテで整形しました。

tuma_3.jpg

塗装は苦手で塗装のプロから見たらなんだこの修理は、と言われそうですが何とかこれでキャスターもしっかり固定出来そうです。
それに本体の塗装自体が97年も経っているのでヒビだらけで傷んでいるのでここだけピカピカになっても却って違和感が有るのでこれくらいが丁度いい感じかな、と言い訳をしておきます。

ドイツ製響板専用ニスの輸入 - 2017.07.13 Thu



ドイツ製響板専用ニスの在庫が全く無くなってしまったので新たに発注しました。
響板のニスは危険物の申請をしたり、輸入して通関する時にも成分分析表の提示を求められたりと大変で、普通に注文するとこれは危険物なので日本へは送れませんと断られる商品です。
今回は上の写真のアルコールベースでハニーイエローで響板に塗るといい感じになる刷毛塗り専用の響板専用ニスと下のラッカーベースで吹付け専用の響板ニスとそれぞれ専用の薄め液を発注しました。

soundboadlacquer.jpg


割れたブラケットの続報 - 2017.07.08 Sat



クリンゲルのグランドピアノのブラケットが割れていた件ですが、ネット検索でクリンゲルピアノを製造したユンチャンピアノを調べたらアメリカのユンチャンUSAが出てきたのでメールで問い合わせたところ、アメリカ以外なのでと韓国の本社の担当者のメールアドレスと名前を教えてくれたので早速メール。
ところが担当者は今日はいないので明日返事をすると言ったままで連絡が1週間以上経っても来なかったので、浜松のピアノの販売会社でユンチャンと交流が有る社長さんに頼んで催促してもらったところやっとブラケットが到着しました。ほぼ1か月かかりました。
寸法は少し異なる部分も有りますが、何とか調整で行けそうなのでこれに交換しました。やれやれ。

写真は上のブラケットがオリジナルの割れたブラケットで、下が交換用の新しいブラケットです。
右の大きな方のブラケットは両サイドに付いているブラケットで、左の小さなブラケットは内側に2個ついているブラケットです。

46年前のC3B修理の続き - 2017.07.06 Thu



仕事の合間にオーバーホールもやっています、C3Bのハンマー付けです。
古いヤマハC3Bにレンナーのスタインウェイ仕様のハンマーを付けるのでハンマーの全長がオリジナルよりもベースで1mm、中高音部で3mm短かったので中高音部のハンマーのテール部に3mm厚のマホガニーの工作用角材を貼り着けてから穴あけ加工とテール加工をして寸法を合わせています。
もちろんハンマーシャンクもレンナーです。

IMG_1617.jpg

ハンマー付けが終わりました。

IMG_1622.jpg

後ろに出っ張った余りのシャンクを切り落とします。

IMG_1623.jpg

シャンクストップフェルトはフランスのラ・オルー社製のしっかりしたフェルトに貼り換えました。

IMG_1624.jpg

レギュレーチングクロスも古くなっているので貼り換えです。

IMG_1630.jpg

バックチェックは鹿皮が摩耗しているので新しい物に交換。






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weissenbach

Author:weissenbach
香川県で輸入ピアノ専門店と修理工房を営んでいる白川ピアノ調律所です。
ワーグナーが愛し、リストが人生の最後に探し当てた究極のピアノ・シュタイングレーバーピアノの日本輸入代理店です。

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